メアリー・アン・マシューズは言った: 夢の続きを。

僕は言った: 真っ暗な部屋でモニタを見つめてる。他にひとつだけ、赤外線ヒーターの灯りだけが見える。モニタを見つめる僕の目に、薄青白い領域と、横に細く連なる文字列のような模様が映っている。白と、水色と、薄い青がいくつも入り混じっているように見えるけれど、本当にその色だけで構成された画面なのかどうかはわからない。僕は薄着でぼんやりと、モニタの前へ座るためだけに生活しているような印象さえ与える。最低限の生命維持に必要だと示したいような、水の入ったグラスが手の届く場所に置いてある。食べるものは見当たらない。僕は時に空腹を感じるけれど、それは大した問題でなくて、もっと優先順位の高い何かに没頭しているため忘れられがちになっている。ヘッドフォンを付けている。聴こえてくるのは大したものじゃない。流行の音楽か何かで、思索を妨げないように、意識して耳を傾けなければ仔細に聴き取れないくらいの音量で流れ続けている。僕はそれが嫌いじゃないけれど、今はひどくどうでもいい気分でいる。耳から流れ込む音楽も、時に感じる空腹のことも、今必死に目で追っている情報に比べれば大した価値を持っていない。その情報は文字列のような形をしていて、僕はそれが自分の今後に大きな影響を及ぼすような気がしている。けれど、確証はない。

メアリー・アン・マシューズは言った: 寝ても覚めても

僕は言った: 夢と現実と、違いがどれだけあるっていうんだ。君だったら何を挙げられる?