メアリー・アン・マシューズは言った: どうかしてるわね。

僕は言った: どうかしてるんだ。気が狂いそうだ、というのは、僕がまだ気が狂っていないなら、だけれど。どうだろう、この落ち着きのなさは。頭を引っかき回してるうちに、皮膚を全部めくり取ってしまいそうだ。なんだっていうんだ、なんだっていうんだ。この落ち着きのなさは。

メアリー・アン・マシューズは言った: どうかしてるわ。

僕は言った: 芥川は「ぼんやりした不安」と言いながら死んだ。彼が本当に何のために死んだのか、僕にはよくわからない。カートは自分の頭をショットガンで撃ち抜いたと言われてる。賛否両論あるようだけれど、僕にはよくわからない。君との対話が僕にとって何になるっていうんだ。君は僕に何も与えないじゃないか。

メアリー・アン・マシューズは言った: あなたもそうだわ。

僕は言った: そうだ、僕もそうだ。君も僕も、そうだ。明日からどうやって生きればいい?