迫り来る期限的な何かから逃れるために(けれど本当に逃れられるのは僕の鈍重な神経だけだ、わかってるそんなことはわかってる、本当は何にもなっていないことくらいわかってる)、あらゆるタイプの妄想や空想を繰り返しては一人悶々とする。大抵空想の中の僕は、夢見がちな人間の多くがそうであるようにスーパーヒーローではなくて、ただ色々なことに対して驚くほど諦観して傍観しているという、まあ現実と大差ないんじゃないのか、という点に気付けば気付いたで冷めて、冷めたら冷めたで別の楽しみが生まれるという、お得な雰囲気であると言える。

夢の、中の、僕は!今日も苦笑いだ!